食物アレルギーについて 3

食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の関係

食物アレルギーが関与しているのは3割程度
 さて、問題はこうした食物アレルギーと、アトピー性皮膚炎の関係です。
 結論からいうと、「アトピー性皮膚炎」=「食物アレルギーが原因」ではありません。そのように誤解している方も多いのですが、実際に食物アレルギーがアトピー性皮膚炎の原因になっている子は、多くても2~3割程度です。あとはチリダー「ハウスダスト、カビなどで、原因を特定できないことも少なくありません。また、まちがったスキンケアや紫外線、食物に含まれている油脂などが、アトピー性皮膚炎の悪化の誘因になっていることもあります。一般に、乳幼児期の食物アレルギーにおいては、卵、牛乳、大豆、米、小麦が5大アレルゲンといわれます(中でも特に多い卵、牛乳、大豆を3大アレルゲンと表現することもあります)。
 その一方で、これらのタンパク質は、赤ちゃんの血液や体をつくるためには絶対に欠かせない栄養です。
 ですから、赤ちゃんに湿疹ができたからといって、自己判断で食事制限を行ってはいけません。まちがった食事制限は、赤ちゃんの栄養状態を悪くし、発育に悪影響を及ぼし、病気を引き起こす原因となることさえあります。お母さんも、よけいなストレスや緊張を
背負うことになりかねません。
 赤ちゃんに食物アレルギーの疑いがある場合は、まず、病院で一連の検査を受け、アレルゲンとなっている食物は何なのかをきちんと突き止めることが重要です。

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