アレルギーの仕組みを知る 3

なぜ反応が出るかわからないこともある

思い当たる原因はあるのに血液中にはそれに対する抗体が見つからない
 また、アレルギー反応にはもう一つ、不可思議なことがあります。
 それは、出てきた症状がアレルギー反応によるものということはわかっていても、「なぜ」そうした反応が起きたのかよくわからないことがある、という点です。
 たとえば、異物が体に侵入してすぐにアレルギー症状が出るタイプは「即時型」と呼ばれます。アレルギ一反応としてはいちばんよくあるもので、スギ花粉によって鼻や目に症状が出たり、かになど特定のものを食べたり、特定のものに触れたらバーッとじんましんが出たなどは、このタイプです(じんましんもアレルギーの一種です)。早ければ10~15分、極端なときは数秒で反応が出ます。
 ところが、かにによるじんましんなどの場合、すぐ症状が出た人の8割くらいは、血液検査をすると「かにへの抗体」が見つかりますが、残りの人は抗体が見つかりません。血液の中の抗体の有無とアレルギー症状が、必ずしも一致しないのです。
 また、特定の物質侵入後、半日、または1~2日たってからアレルギー反応が出ることもあります。この場合、その物質に対しての抗体が見つからない人は、「すぐ反応が出た人」より多くなります。

時間がたってから反応が出ることも……
 このほか、ピアスやネックレス、時計のバンド、新しい化粧品などで皮膚が赤くなったり、かぶれたりすることがあります。これは接触皮膚炎(または皮膚アレルギー)といって、やはり特定のものに対するアレルギー反応ですが、この場合、直接触れた場所に症状が出るだけでなく、時間がたってから遠く離れた場所に反応が出ることもあります。薬を飲んだら1~2日たって発疹(薬疹)が出てきた、などもこのタイプ。時間がたっているだけに、アレルギー反応と気づかなかったりすることさえあります。
 アレルギー反応を起こす仕組みは意外に複雑で、まだまだわかっていないことも多いのです。

アレルギー体質は氷山の「隠れた下の部分」
 簡単にいえば、アレルギー体質は、海に隠れた氷山の下の部分です。体質として持ってはいても、症状が強く出ないために気づかない人もいます。大人になって花粉症が出て、初めて自分がアレルギー体質だったと気づくこともよくあります。
 また、アレルギー反応を起こさずにすむ環境があれば、氷山は海に隠れたまま……、つまり症状が表に出ないこともあります。たとえばスギ花粉症の人が南極で生活すれば、スギの木がないので花粉症の症状は出ません。
 逆に、なんらかの環境因子(アレルギーを起こすもの)が、次々にアレルギー病を引き起こすこともあります。アレルギー病は、体質と環境要因(日常生活の中にあるアレルゲン)が合わさって起こる、複雑な病気だと考えてください。

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